登山は自然の中でリフレッシュできる素晴らしいアクティビティですが、山への移動手段が悩みの種になることがあります。特に自家用車を持っていない方や、遠方の山を訪れる場合、交通手段の選択は重要です。そこでおすすめなのが、高速バスを利用する方法です。この記事では、バス移動のメリットや注意点、新しい登山スタイルの提案、そして都内から高速バスで行けるおすすめの山をご紹介します。
高速バス移動のメリットとは?
快適な夜行バスで疲れ知らず
夜行バスを利用することで、早朝からの登山に備えて十分な休息をとることができます。快適な座席やリクライニングシートを備えたバスが多く、移動中にしっかりと睡眠をとることが可能です。これにより、登山開始時に疲労感を感じることなく、万全な状態で登山を楽しむことができます。
駐車場の心配が不要
自家用車を使わないため、目的地の駐車場の心配をする必要がありません。特に人気のある山では、駐車場が満車になってしまうことが多く、駐車場所を探すのに時間を取られてしまうことも少なくありません。バスで行けば、そんな心配は無用です。
スタート地点とゴール地点を変えられる
バスを利用することで、スタート地点とゴール地点を異なる場所に設定することができます。これにより、縦走ルートなど多彩な登山コースを楽しむことが出来ます。バスなら、下山後もスムーズに移動できるため、行動範囲が広がります。
時間を効率的に使える
夜行バスを利用することで、移動時間を有効活用できます。仕事終わりにバスに乗り、朝には登山口に到着するため、週末を最大限に活用することが出来ます。これにより、日帰り登山や短期間の山行も実現しやすくなります。
バス移動の注意点
高速バスの運賃やキャンセルについて
高速バスの運賃やキャンセル料金は事前に確認しておくことが大切です。特に夜行バスは人気が高く、早めの予約が必要になります。また、体調不良や天候が悪く、登山計画の変更が生じた場合にキャンセル料がギリギリまでかからず、キャンセル料が安いと予定変更に柔軟に対応でき安心です。
バスの設備について事前に確認
バスによって整備が異なり、リクライニングシート、トイレ、Wi-Fi、コンセントなど自分にとって必要な整備が整っているかホームページ等から事前に確認しておきましょう。快適な移動を実現させるためには事前のリサーチが重要です。
事前に往復予約しておく
往復のバス予約は必ず事前に行いましょう。特に繁忙期や週末は満席になることが多いため、早めの予約が必要です。また、往復予約をすることで、帰りの交通手段も確保でき、安心して登山を楽しむことができます。急いで下山しなくてはいけないということにならないように、下山予定より少し遅めの時間で予約するのも大切です。
快適なバス移動を楽しむポイント
アイマスクや耳栓を準備して快適な休息時間を
夜行バスで快適に過ごすためにアイマスクや耳栓、ネックピローを準備しましょう、これらのアイテムを使うことで、バスの中でも質の高い睡眠をとることができます。しっかりと休息を取ることで、登山をより楽しむことができます。
休憩のサービスエリアでご当地のグルメを
バスの休憩時間を利用して、サービスエリアでご当地のグルメを楽しむのもおすすめです。短時間の休息でも、地域の特産品を味わうことで、旅行気分が味わえます。バス旅の楽しみの一つです。
コンセント・Wi-Fiありのバスで動画鑑賞
最近のバスにはコンセントやWi-Fiが備え付けられているものもあります。これを利用して、移動中に映画やドラマを楽しむことができます。長時間の移動も、あっという間に過ぎてしまうでしょう。
都内からバスで行けるおすすめの百名山
至仏山
至仏山は群馬県に位置する標高2,228 mの山で、尾瀬国立公園にあります。至仏山は初心者から楽しむことができる山で、特に尾瀬の湿原を通る山の鼻ルートが人気です。夏には高山植物が咲き誇り、秋には紅葉が美しく、四季折々の自然を満喫することができます。森林限界を超えると尾瀬ヶ原や周囲の山々の絶景を一望することができます。
都道府県 | 標高 | 難易度 | 体力度 |
---|---|---|---|
群馬県 | 2,228 m | B(初~中級者向け) | 2(日帰りが可能) |
乗鞍岳
乗鞍岳は長野県と岐阜県にまたがる標高3,026メートルの山で、日本百名山の一つです。畳平から山頂までのコースは標高差約320 mで、標高3,000 m越えの山に約1時間半で登頂することができる手軽さが人気の山です。特に夏は高山植物が咲き誇り、秋には紅葉が美しいため、四季折々の景色を楽しむことができます。
都道府県 | 標高 | 難易度 | 体力度 |
---|---|---|---|
長野,岐阜 | 3,026 m | B(初~中級者向け) | 4(1泊以上が適当) |
白馬岳
白馬岳は長野県に位置し、標高2,932メートルの北アルプスの名峰です。白馬岳は登山ルートが豊富で、特に大雪渓を登るルートは夏でも雪を楽しむことができ、多くの登山者に人気です。山頂からは360度のパノラマビューが広がり、晴れた日には富士山も遠望できます。白馬山層などの山小屋も充実しており、宿泊を伴う登山も楽しめます。
都道府県 | 標高 | 難易度 | 体力度 |
---|---|---|---|
長野 | 2,932 m | C(中級者向け) | 4(1泊以上が適当) |
まとめ
この記事ではバス移動を利用した登山の魅力について詳しく解説しました。バス移動は疲れを最小限に抑え、経済的で効率的な移動手段として、多くのメリットがあります。新たな登山スタイルとしてバス移動を活用することで、より快適で充実した山行が楽しめるでしょう。都内から夜行バスで行けるおすすめの山をご紹介したので、次回の登山計画にぜひ役立ててください。
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